救急看護師とは、突発的な外傷や急性疾患、慢性疾患の急性増悪など、救急に対処しなければならない危険な状況で処置を行う看護師です。この仕事の最大のやりがいとして、命を直接的に救えるということが挙げられます。もちろん、通常の看護師であっても命を救う現場で働くことになりますが、人が生きるか死ぬかという場面に立ち会うことはそこまで多くありません。救急看護師の場合は、相手にする患者さんが命の危機に瀕している場合が一般的な看護師の比ではなく、自分の処置次第でどうなるかが決まるというケースも多いです。プレッシャーもかかりますが、その分やりがいも非常に大きいといえるでしょう。自分が命を救った患者さんが元気な姿を見せてくれたときは、まさに感動の瞬間となります。
世の中にはさまざまな仕事がありますが、命にここまで深くかかわる仕事は決して多くありません。日本の救急医療施設は、基本的に24時間365日にわたって救急診療ができるように整えられています。そのため、救急看護師として活動するのはなかなか大変なことであり、場合によっては夜勤に入ることも考えられるでしょう。しかし、救急看護師がいなければ救えなかった命は多く、だからこそたくさんの感謝をもらえる救急看護師は、強いやりがいを感じながら働ける仕事といえるのです。救急看護師と一口にいっても、医療施設によって対応する患者さんの症状の重さは異なります。いずれにしても、命の重さを強く感じる、そんな業務が救急看護師を待っていることでしょう。